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2009年7月

夏の講習が始まっています。

夏の講習が始まっています。朝から夜まで授業が組まれていて、終わった後もいろいろな作業があります。ブログの更新もついサボりがちになります。いけませんね。

熱意を持って教える。その後では疲れとともに、自分の中から何かが外に出で行ってしまった感覚を覚えます。それを補充しないと回復できない感じがします。だから何かを吸収したくなって、ふだん触れないような内容の本を読んで、寝るまでのわずかな時間を過ごしています。

夏休みは一日一日がとても大切に思えます。今日はここまでやったから明日はこれをやろうとか、遅れている生徒についてはどこで取り戻そうがとか、そういうことばかり考えています。秋以降を考え、できる限りのところまで指導を進めておきたいですね。

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よく整理された状態

どこの学習塾でもそうでしょうが、夏に講習がはじまると多忙を極めます。特にわたしの教室では各生徒ごとに指導する内容がかわりますから、テキスト、プリント、そのほかの成績資料などかなりバラバラになりますね。あれはどこに行った?これはどこだ?ということになりかねません。気をつけないといけません。

整理された仕事の場はいいですね。例えば農園では、田畑がよく整理されています。その日の仕事が終わった後のレストランの調理場もとてもきれいな状態です。わたしの自宅の近くの床屋さんでは、いろいろ使ったものを所定の引き出しにその都度さっとしまって、てきぱきと次の動作に入る。その姿は見ていて気持ちいい。整理整頓、無駄のない動き。どんな仕事でもプロの姿勢で共通するものがあります。

この夏もよく整理された状態で、いい仕事をしたいですね。

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よい教材を選ぶ

わたしの教室は入試の突破をめざして大勢の他人と競い合うやり方をしていません。合格は自分との戦いです。答案に立ち向かい、合格点を勝ち取ればいいのです。そこに他人は関係ない。もちろん切磋琢磨は励みになります。いいライバルも必要ですが、他人を気にしすぎて惑わされ、自分のペースを乱す生徒が少なからずいます。最後は自分の力、精神力です。

よい教材(適切なレベルとボリューム)が与えられれば、それだけでもやる気は起こります。簡単すぎることもなく、難しすぎることない教材を各生徒に適量で与えるのは難しいですが、そこは指導者がプロとして腕の見せ所ですね。

学習塾向けの教材は、今は豊富に出版されています。わたしの教室では、ひとつの出版社のものを選ぶのではなく、たくさんの中から検討して各生徒に一番いいと思えるものを選びます。また適したものがないと思ったら、自作もします。来週からの夏の講習も徹底的にこだわっていきたいと思います。

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講習の準備

夏の講習が来週から始まりますから、準備で忙しくしています。わたしの教室の場合、各生徒の予定に合わせて、時間割を組みます。例えば午前中から予定が空いている生徒もいれば、3時までは部活が入っている生徒もいます。それぞれが来やすい時間で講習を組ます。スケジュールは複雑になりますが、人員増やすなどいろいろ工夫して対応します。

受験生は朝から夜まで教室にいる生徒もいて、長時間接しますから、勉強内容だけでなく心構えやさまざまな話もできます。そうして深く関わると信頼関係が強化され、よい結果が生まれてきます。

講習など夏の指導を充実させるためには、事前の準備が大切。今週まだまだやることがたくさんありますね。

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問題点をしっかり見抜く

公立中学で、中3のこの時期にまだ歴史をやっているところがあります。すでに公民に入っていて、期末試験の範囲で憲法や人権思想が出題されていたところもあります。この差は大きいのです。まだ歴史しかやっていない中学の生徒は大きなハンディとなります。夏休みに公民の勉強ができないからです。もちろんやろうと思えばできますが、学校で習っていない科目を自分で勉強するということは難しい。

また公民に入っていても、歴史を途中で打ち切ってしまっている場合もある。例えば第二次大戦あたりまでしかやっていないということがあります。戦後は都立高入試で出題されます。放っておくと、学校で授業を受けていないところが入試に出ることになってしまう。

学習塾の役割のひとつは、こういう問題点を調整していくことです。どこの公立中に通っていても、都立高をめざす生徒は、夏にこれだけのことをやっておく…という明確な基準を学習塾は持っていて、しっかりと指導しなければいけません。

学生の家庭教師でも、教えるのがとても上手な人はたくさんいます。しかしこういう学校の格差や矛盾を見抜き、各科目のバランスを考えて、適確なプランで指導するのはプロでないとうまくいきません。

たまに学校の内申点は充分なのに都立高で不合格になる生徒がいます。そういう場合は、指導が行き届いていない領域を残していたのが原因でしょう。身近な指導者が、全体を俯瞰しているかどうか。生徒ごとの状況をよく見つめていないといけません。

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がんばれるようになる。

カントは「幸福になれ」という言葉は無意味だといいます。人は誰もが幸福になりたいと思っているので、あえて言う必要はないと。わたしは「がんばれ!」という言葉も似たようなものかなと思います。

基本的には、ほとんどの子どもががんばりたいと思っているはず。でもがんばれない子が多いのです。「がんばれ!」と言っても、それでスイッチが入ってがんばれるようになるわけではありません。がんばれるのも才能なのです。だからがんばれるようになる方法を指示しないといけません。

細かい課題を出して、それを少しずつ増やしていく。やっているか根気よくチェックする。それを継続すると、少しずつ勉強時間が増えていきます。がんばるということは、長い時間勉強できるということです。そういうように少しずつがんばれるように持っていきます。

夏休みはがんばれるようにするチャンスですね。

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文法の勉強

国文法の問題は苦手だという生徒が多いです。高校入試を考えても、出題されたとしてもほんの数点分。出題しない学校もある。しかし勉強しないわけにはいかない。学校のテストにもでますから。文法を体系的に勉強して習得するには、かなりの努力が必要です。そして文法の問題集を解くということは無味乾燥でつまらない。

しかし何事も楽しもうと思えば楽しめるもの。文法もそうです。入試に出されるものから少し外れて考えてみるとおもしろいですよ。

例えば「た」という助動詞。「昨日、遠足に行く」とは言いません。「昨日、遠足に行った」と言います。過去のことを言う場合は「た」が必要です。「壁に掛かった絵」という「た」は「~ている」という意味で存続になります。ここまでは入試でよく出る。では「ああ、お腹がすいた」の「た」はどうでしょう。過去ではないですね。存続でしょうか。でもお腹が空いていない状態から、だんだんと時間がたって、お腹が空いている状態に至った、という感じです。そうすると完了でしょう。

「ちょっと待った!」という「た」の使い方もあります。これは命令です。「た」で命令を表せるということはおもしろいですね。広辞苑で調べると「ちょっと待った」などの表現は、「男が無遠慮に言う場合」と注釈があます。しかしわたしは女の人が使っているのを何回か聞きました。

日常生活で周囲の人々が使うことばを文法的に考えていくと楽しいし身につきます。生徒たちも友達との会話の中から、おもしろく文法を学べればいいですね。

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やりとりを楽しむ

生徒とのやりとりを楽しむ余裕が必要です。こちらが説明するやり方で、どの子もすぐ理解するわけではありません。手を変え品を変え、教えないとだめな場合もあります。そこは個別的に指導していますから、いろいろな手順で説明するとができます。集団の一斉授業だと、そうはいかないですね。

やる気にさせるかどうかということも同じです。こちらが進学について、がんばる意義について、いくら熱く語ってもなかなか燃えてくれない子もいる。受験に関心が持てないという子もいる。そういうときに、指導している側ががっかりしたり、怒ったりしたら負けですね。「ほう、きみはそう感じて、そう考えるのか。それはおもしろい」と受け止める余裕が必要です。では、そういう子はどうやってがんばらせるか…別の切り口を探す。毎年、この時期からは生徒たちとのやりとりを楽しむように、指導をしています。

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すぐはじめる

何ごとも始めるのに遅すぎるということはないものです。それは列に並ぶようなもので、並ぶときには最後尾ですが、しばらくして後ろを振り返ると自分の後にもたくさん並んでいる人がいます。こういうたとえは人生にはあてはまりますが、受験勉強はまた別ですね。

この時期は、「夏休みからがんばる!」という生徒がよくいます。しかし、いついつからがんばると断言して、その通りがんばった子をわたしは見たことがない。がんばり始める時期を未来に設定して、今はのんびりするという子は、その約束のがんばる時期が来ても絶対にがんばりません。そういうものです。

がんばれる子は直ちに始めます。つまり列には、すぐに並ばないといけないのですね。時間がたってしまうと、最後尾はさらに後ろに移動してしまう。受験のように期限が決まっている短距離レースだと、間に合わなくなってしまう。すぐに机に座って、鉛筆を持って、さっそく取りかかりましょう。

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読書家

新聞や雑誌、ネットで書評はよく読みます。そして興味がある本は買って読みます。わたしの趣味は、文学、哲学、SFですが、世の中を理解するのに役立ちそうなものや仕事に関連するものもいろいろ読みます。

さて書評で知るものは新刊です。たまには新刊以外も読みたくなるので、そういうときは自宅の書庫から引っ張り出したり、古本屋を巡ったりします。先日、書庫に「三好達治随筆集」があったので読んでいました。三好達治の詩は中学・高校受験でも出題されます。「雪」が一番有名でしょうか。「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。」という詩です。

その随筆集に、三好達治が目の病気になり、医者から言われて読書をやめることにした。もともと大して読書家ではないからやめてもいいと思った。しかしやはり全く読まないのはつまらない。3~4時間くらいならいいかなと思って読書を再開したということが書いてありました。大した読書家ではないが、3~4時間は読みたい、というところはすごいですね。では読書家の人はどれだけ読むのでしょうかね。

ある本に、19世紀から20世紀初めくらいまでの欧米の政治家は、読書による勉強量と知識量がものすごいもので、一般の人とは比べものにならないほどだったとい書いてありましたっけ。昔は勉強=読書だったのでしょう。今のように技術が進むと、勉強の意味もやり方も変わっていきますね。

わたしなど三好達治の時代なら、自分が読書家だなんて恥ずかしくて言えません。

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夏休み前

高校生の期末試験がそろそろ終わります。夏休みはもうすぐです。期末試験対策に没頭するあまり、いつも夏の講習のお知らせづくりがぎりぎりとなり、生徒保護者の皆様にご迷惑をかけてしまいます。今年もあと2週間で1学期が終わります。

受験生は夏休みをどう勉強するかで、合否に影響してきます。しかし実際は、期末試験後から夏休みが始まるまでが、まず大事ですね。(もう何回か書いてますが。)

わたしの教室では夏休みまでのこの2週間、受験生には苦手教科の復習を徹底します。そうすると夏の講習での勉強が有利に展開します。何事も人より早くやることです。スタートは早ければ、それにこしたことはありせんね。

夏休みまでに自分にテーマを決めること。中3であれば各教科の2年の復習をやっとしまおうとか、社会が苦手なら地理だけでもやり直そうとか。無理をしないテーマを決めて、ひとつひとつがんばっていくことです。夏休み前に自分のテーマをいくつかこなせば自信にもつながります。

夏休みも始まってしまえば、あっと言う間に過ぎるものです。だから夏休みの勉強は早めに始めて、確実な効果を上げたいですね。

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夏休み前

もうすぐ夏休みですが、受験生を抱える親御さんの場合は、そろそろ志望校の情報集めを本格的に始める時期です。夏休みに志望校の施設見学をするこもあるでしょう。

今の時期から、まだ約7~8ヶ月は勉強できます。これから子どもたち本人もやっと本気でやり始めます。するとすごく伸びる場合もある。

今の時点での模擬試験の結果や学校の成績は気にせず、難しいかなと思うような志望校でも見学に行くのがよいでしょう。まだまだ今の時期は目標は高くても大丈夫です。

ただし子どもたち本人は、夏休みからがんばるのではなく、今から夏休みまでにテーマを1~2つ決めてしっかり勉強することです。今から夏休みまでの約2週間、これをなんとなく過ごしてしまうか、きっちり苦手な部分を復習するか…この違いは大きいです。今すぐ始めることです。

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怠けていた場合

いい時もあれば悪い時もある。つまり子だもたちもがんばれる時も、がんばれない時もあります。

期末試験前にやるべきことをやらず、怠けていれば当然いい結果はでません。こういう時には反省をしてもらわなければならない。まず事実の認識をさせます。「単語の練習をさぼってたでしょ」「漢字もやらなかったね」「宿題も出してなのあるよ」など記録に基づいて話をします。済んでしまった細かいことをあまりくどくど言う必要はありませんが、努力がたりなかったところを具体的にわかってもらう必要があります。そして「これからどうすればいいと思う?」と考えさせます。そして目標や約束ごとを決めます。

こういうことは細かくやらないと、「次はがんばれよ。」「はい。反省しています。」と言って話が終わってしまってはだめでしょう。

「宿題のプリントを追加するから、まず2週間だけがんばってみようよ」など、具体的な指示や約束が必要ですね。また指示した内容を保護者の方にも伝え、連絡を取り合って対処するのがいいでしょう。ご家庭でもチェックしていただける効果は高まります。

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強化法

昨日も書きましたが、ほめて相手を育てるということを、心理学用語で「強化法」といいます。わたしの教室でも生徒を何かとほめるように心かげています。ちょっとしたことでほめるのです。天気が悪い日に授業にくれば、「こんな雨の中、よく来たね!」という感じですね。

しかしほめさえすればいいというものではない。ほめたためにかえって「お世辞を言ってるのでは?」「なんかなめられてる感じ」と思う場合もあるからです。ほめ方にも細かい芸が必要なのですね。部下の扱い方などの内容の本には、ほめ方の例やポイントが書いてあり参考になりますが、何よりも「この子をほめて、もっと良くしたい」と心から思うことですね。そうするとその子の長所やがんばった点が自ずと見えてきます。

英会話の教室などでは、レッスン中に「ベリーグット!ベリーグット!」とアメリカ人の先生が盛んに連発します。そうすると調子づいてきて、上達しそうな感じになってきます。ほめる感覚はアメリカ人のほうが身についているのでしょうか。こういうところは真似したいものです。

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