病床六尺
「俳句の可能性」(光村図書中3)というところが試験範囲でしたから、昨夜、寝る前に書庫から正岡子規を引っ張り出して読んでいました。「 病床六尺、これが我が世界である。」で始まる「病床六尺」です。正岡子規は病気で動けなくなり、寝床から出られなくなります。その中で執筆された随筆です。不治の病で体は動かないものの、旺盛な好奇心で世の中のさまざまなことがつづられています。もちろん写生の俳句もあります。今で言えば、プログのような感覚で書かれています。寝床が自分の全宇宙-と決めた人間の文章は、迫力や凄みがあります。頭は明晰に動いていますね。
家庭教育に関する箇所がありました。長いので要約すると、「 一家団欒というものは、家族が平和を楽しむということだけではなく、家庭の教育もこの際に施される。一家が平和なら、子どもの性質も平和になる。父や母の雑談が有益なら、子どもはそれを聞いてよい感化を受ける。雑談は難しい道徳上の議論をするのではなく、高尚な品性を備えた人の談ならば、無駄話にも必ず高尚なところが現れる、子どもはこれを聞いて高尚な風に感化される。」ということです。
いいですねえ。わたしは高尚な品性は備えてませんが、少しでも近づきたいです。
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