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2009年6月

指示法

宿題を出すのはもちろんですが、その他にもいろいろと指示することがあります。ある項目を説明していて、まだ理解が不十分かなと感じたとします。そういうときは「今日やったところは復習しておくように」というような指示はだめですね。「テキストのこのページをもう一度読むように」とか「この例文を書き写してくるように」など具体的にださないといけません。そして指示の出しっぱなしにしない。必ず「読んだ?」「書き写した?」と聞く。結果を確認します。

結果を確認したら、「よくやったね」「なかなかキレイに書き写したね」など、どこかを誉める。指示をしたら結果を見て誉める…これを心理学用語で「強化する」といいます。

指示を有効にすることが大事です。宿題だけでは、出されたその範囲まで終わらせればいい、という感覚になり、やっつけ仕事のようになることがあります。つまりじっくり考えれば3~40分かかるはずの問題でも、簡単にやっとしまおうと思えば5~10分程度で終わります。

宿題と指示とをうまく組み合わせていくことができればいいですね。

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主導権は生徒

ものを教える-教わる、という立場では、教える立場が主導権を握っているように思われるかもしれません。しかし実際はそうではありません。どんなに丁寧にやさしく説明しても、なかなか理解してくれない生徒もいます。その場合の原因は、その子の理解力ややる気のレベルなどさまざまです。どんな原因があっても、こちらが説明していることを正しく理解してくれなければ結果が出ません。こうなると、主導権は教わる側の生徒たちが持っていることになります。

学習塾の場では、生徒が主導権をもっているという前提で、いろいろなプランを立てたほうが現実的ですね。そういうように初めから態度を変更してのぞむのがよいですね。教える側も、なかなか理解してくれないと、もちろん心のなかではいらいらしてくるものです。しかし、主導権は相手(生徒)にあると思って向かい合えば、いらいらしません。ひとつの教え方でだめだったときのために、何種類かの別の方法・教材を準備しておくのが当たり前になるからです。

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病床六尺

「俳句の可能性」(光村図書中3)というところが試験範囲でしたから、昨夜、寝る前に書庫から正岡子規を引っ張り出して読んでいました。「 病床六尺、これが我が世界である。」で始まる「病床六尺」です。正岡子規は病気で動けなくなり、寝床から出られなくなります。その中で執筆された随筆です。不治の病で体は動かないものの、旺盛な好奇心で世の中のさまざまなことがつづられています。もちろん写生の俳句もあります。今で言えば、プログのような感覚で書かれています。寝床が自分の全宇宙-と決めた人間の文章は、迫力や凄みがあります。頭は明晰に動いていますね。

家庭教育に関する箇所がありました。長いので要約すると、「 一家団欒というものは、家族が平和を楽しむということだけではなく、家庭の教育もこの際に施される。一家が平和なら、子どもの性質も平和になる。父や母の雑談が有益なら、子どもはそれを聞いてよい感化を受ける。雑談は難しい道徳上の議論をするのではなく、高尚な品性を備えた人の談ならば、無駄話にも必ず高尚なところが現れる、子どもはこれを聞いて高尚な風に感化される。」ということです。

いいですねえ。わたしは高尚な品性は備えてませんが、少しでも近づきたいです。

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自分のレベルでがんばる

都立高校を受ける生徒は、学校の成績が大事。今は学校の成績を上げることに集中しなければいけません。わたしの教室にはさまざまな学力レベルの生徒がきています。当然各生徒の状況に合わせて対策を考えます。

中間レベルの都立校をめざす場合、成績に「2」があれば、今は全力で「2」を消すことに集中するべきです。「3」を「4」にするよりは楽です。それに「2」があると気持ちの面で良くない。そして「3」になれば、それを落とさないようにキープ。「2」だったものはなかなか「4」になりません。次は他の教科で成績があがりそうなものをがんばります。一度にいろいろな勉強は難しいものです。だからポイントを決める。もし成績に「2」が3つあったら、まずそのうち2つを「3」にするようにしましょう。

もし「2」が「3」になったら思いっきり達成感を得てください。そして次にがんばるエネルギーにする。この程度の成績で喜んでいては…なんて思わないこと。自分のレベルでがんばったのだからいいのです。

もっと1~2年で勉強しておけばよかった、とこれからの時期は思うかもしれません。しかし人間は、昨日を生きられません。今を土台に、入試までの期間を精一杯いい感じでがんばりましょう。

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重箱のすみ

「重箱のすみをつつく…」という表現があります。「特に問題にしなくてもいいようなことを取り上げて細かくうるさく言う」という意味で、あまりいい意味では使われません。

わたしは授業においては重箱のすみを大いにつつきますね。ふだんももちろんそうですが、今は試験対策で教室が混んでいます。こういう時に各授業で指導がいき届いているか、しっかり見ておかないといけません。

ものごとは「特に問題にしなくていい」と思っていることでも、油断していると状況が変わり、問題化します。また自分では問題にならないと思っていても、他の人から見ると違うかもしれない。

自分の教室ですから、生徒ひとりとひとりに対してわたしには大きな責任があります。しっかりと結果をださないといけません。ですから特に自分で直接指導しない科目・生徒については、「アレはやった?」「コレも教えた?」「ホントに理解してるの?」「絶対いい点とれるの?」「ホントに大丈夫?」「もし点がとれなかったらどーすんの?」と担当講師にしつこく迫ることになります。指導の進み具合は自分で把握しておかないと絶対ダメなのです。

今日も重箱のすみをつつきます。

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期末試験前後

受験のある公立中3生は、期末試験前でがんばっています。いい成績が残せればいいと思います。

しかし期末が終わって、少しほっとして1~2週間のんびり過ごしてしまう場合が多い。自分が伸びようと思ったら、人と同じことをしていてはいけません。期末が終わったら、のんびりするのは1日だけ。翌日からさっそく勉強に取り組むこと。みんなが夏休みからがんばろうと、考えている時に、自分は夏休みまでにひとがんばりしてしまう。そうすると結果が違ってきます。

中3になって自分はがんばっているつまりなのに、なかなか伸びないなと感じる子がいます。それは周りもがんばっているからです。だからポジションがかわらない。ポジションを上げるためには、周り以上の工夫とがんばりが必要ですね。

期末後から夏休み開始までに、しっかりとした計画で勉強しましょう。特に苦手教科を夏休み開始までに目処をたてておけば楽ですよ。人と違う戦略を持ちましょう。

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期末試験を予想する

もうすぐ期末試験です。期末対策でも予想問題を作ります。特に社会と理科は予想がかなり当たります。出題されることがだいたい決まっているからです。

例えば社会で「日清・日露戦争」あたりが試験範囲だったとします。学校の先生も、この時代のことをしっかり覚えてもらおうと思って出題するはず。そうすると外せない項目がいくつかある。そうやって絞り込んでいきます。解答を記号で答えさせるのか、漢字で書かせるのか…ということまではわかりませんが、書かされても大丈夫なように指導しておけばいい。ですから教科によっては、わたしの教室に入ってすぐに高得点を取ることも可能です。

予想が当たらないこともあります。「これは手抜きでは?」という出題の場合です。大事なことを問題にしていない。試験範囲の中でかなり偏りがある。そいういう出題の場合は外れますね。定期試験の問題は、先生の腕の見せ所のはず。おかしな出題を見ると「こんなもんでいいのですか?」と詰め寄りたい気持ちになります。まあもちろん、わたしの知る限り、よく考えられた出題をする先生の方が多いですけど。

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おもしろがる

おもしろさを伝えるということは、難しいものです。「高松塚古墳てこんな構造になってるんだよ。すごいよねー」とか「川端康成の雪国の書き出しって、まるで映画を観てるような感じで読めておもしろいよねー」とかを子どもたちに言っても「…」という感じになります。自分に興味がないことは、説明されてもピンときません。

それは、例えばわたしがインド映画好きの人に、『ムトウ 踊るマハラジャ』のおもしろさを熱っぽく語られても、おそらく関心を持てずに終わるだろうということと同じですね。

でもこの人は『ムトウ…』をこんなにおもしろがっているのか!ということはわかります。夢中になることの楽しさは伝わってくるでしょう。

以前何かの本で、ヘミングウェイに接した子どもが「このおじさんはどんな偉い人かわからないけれども、こんなに一生懸命遊ぼうとする大人は見たことがない。」と強い印象を持ったと書いてありました。

内容は伝わらなくても、おもしろがっていればその姿勢は伝わる。まわりにおもしろがる大人がたくさんいれば、子どもも楽しいし、いつか自分でおもしろいものに出会ったときに参考になるかもしれません。

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勉強のやり方の本

わたしは毎日本屋さんに行きます。( 古本屋さんのほうが好きですが。) 受験・勉強関連の書棚にいくと、勉強のやり方の本が並んでいます。帯に「この方法でクラス最下位から1番になった!」なんていう文句が書いてあるものがありますね。だいたい学習塾の経営者が書いている場合が多いです。ぱらぱらめくるとノウハウや事例がいろいろ書いてある。断言しますが、「最下位から1番になれる」そういう方法はありません。勉強方法はなかなか一般化できないのです。兄が伸びた方法は、弟では全くだめだったということがたくさんあります。

クラス最下位から1番になった子もいるでしょう。その場合はその子にいい素材がありなかがら、何らかの事情で最下位に甘んじていただけです。本来のポジションに戻ったということです。

わたしの教室でもほぼ最下位から、徐々に上がっていってクラスの中間くらいまでになったという例は結構あります。そこから先がなかなか難しい。科目によっては、試験問題の予想が的中して上位にくいこむということはよくありますが。また中間の位置にいた子を上位に押し上げることもよくあります。つまり伸びる幅の問題のなのですね。大幅に伸ばすということはそう簡単ではありません。

勉強のやり方の本は、たくさん読みましたが、プロ(塾の先生)が書いたものより、自分の子どもの受験を体験した親御さんが書いたものの方が参考になります。試行錯誤の過程が書いてあるからでしょうね。プロが書いたものは、どうてしも教室の宣伝の意図を感じます。

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いい体調でいたい

体調の管理は大切ですね。今日は忙しいぞ、という日に調子が悪いといい仕事ができません。わたしの場合は、何かを説明するときに、いい例や適確な表現が思いつかない。大した能力がないので、せめていいコンディションで精一杯のことをやるしかありません。

交渉ごとなどで自分よりも能力が上の人と対するとき、いい体調と猛烈なやる気を持っていればなんとかなりますね。簡単に負けはしません。

わたしの場合は早寝早起きと少食を心がけてます。二日酔いなんてもっての他です。病気でもないのに、病気のようになってしまう。自分が決して二日酔いにならないわけではありません。つきあいなどで飲んだときに翌日にダメージが残っていると落ち込みますね。

教室でも元気でいないといけません。気分は伝染します。教室の雰囲気もなるべく明るいものにしないと、がんばって来てくれている生徒たちに申し訳ないですね。

逆にいつも笑顔で教室に来てくれる生徒もいます。その子と接するとこちらも快活になってくる。そういう子は、家庭で親御さんも明るく元気なのでしょう。

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補習目的の指導

大人だって、生活していくための実務的な知識を得ていれば、それ以上のことは特に勉強しようとしない人もいれば、努力して自分を高め、深化させ、この世界のことをもっと知りたいと思う人もいます。

子どもも同じです。やらなければならないこと(宿題など)はやるけれど、他のことは嫌だよという子、できるだけいい成績を取りたいと願い、予習も復習もやる子。どこで違ってくるのかはわかりません。生まれもった性格が大きく左右するのでしょうね。後者の子たちは目標が決めやすい。上をめざすという意識があるからです。前者の子たちは目標を持つという意識が薄いのですね。

学習塾には受験をめざしている子たちだけでなく、いわゆる補習目的で来る子たちもいます。こういう子たちは、親御さんが基礎学力の不足を心配して通わせます。この場合の指導のほうが、難しいものです。受験生の指導は、上から引っ張り上げるような感覚で、補習目的の場合は、下から押し上げるような感覚です。この「下から押し上げるような」指導については、わたしの教室でもまだまだ研究が必要ですね。

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ADHD

ADHD(注意欠陥多動性学習障害)について、調べたり、本を読んだりしています。この子はそうなのでは?という場合があるからです。見極めは医師がおこなうのでしょうが、知識を入れて、対処法ほどをよく知っておいたほうがいいに決まってます。

前から思っていたのですが、この病気も最近になって発生したものではなく、過去からあったはず。ADHDでそのまま大人になった場合もたくさんあったわけです。ではそういう人たちはどうなっているのだろうか。自然に治ってしまっているのだろうか。

これは治るものではなく、大人になると多動性は落ち着くものの、不注意はそのままの場合が多いようですね。また場面を考えずに不適当な発言をしてしまう傾向があるとか。周囲から敬遠されたり、人間関係がうまく営めないこともあるようです。病気なので、叱られても治らないので本人は苦しいでしょう。

大人もこのように大変なのですから、子どもはもっと苦しいでしょう。いつも怒られるけれど、自分では治せないということでは、希望がないじゃないですか。かわいそうですね。

わたしの場合でできることは、本人を理解することです。本人が努力を怠っているだけではないということをよく理解して、まずできる工夫を少しずつ考えていくようにすることです。

こういうやり方は、ADHDということでなくても、有効ですね。叱るやり方は楽ですが、もっとダメになることも多いものです。

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嫌いな先生

中学生や高校生は、ある先生が嫌いになると、その先生が教えている教科も嫌いになるということがよくあります。逆に嫌いな先生を見返してやろうと、その教科をがんばって勉強する場合もある。後者になってくれればいいのですが、前者は困ります。

わたしのところにも英語を全く勉強しない高校生の女子がいました。ともかく学校の英語の先生が大嫌いで、反抗して授業は絶対に聴かないし、家で勉強もしない。当然試験はいつも赤点。このままでは進級に関わるし、大学にいけないと、親御さんもとても心配していました。時間はかかりましたが、いろいろ話をして次第に気持ちを変えさせ、受験のための英語の勉強は切り替えてやるようになりました。なんとか志望の大学には進学できました。

人間と人間が向かい合うのですから、気が合わないことはあるでしょう。でも先生が嫌いだから成績が落ちるなんて、その先生に影響を受けてしまっている、支配されてしまっていることになります。それはばからしい。嫌いな先生にそこまでつきあうことはないでしょう。

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問題がある子を指導

成績不振でこのままでは普通の高校に行けないのではないか、中学受験をめざしているもののなかなか成績があがらない…という悩みを抱えている生徒さんからの問い合わせが多いです。わたしの教室は、こういう場合に力を発揮します。数多くの経験がありますから。どこに問題があるのか、どう指導したら一番効果的か、という分析をして、その子の実情に合わせた計画を立てます。そして力のある講師がメンタル的なこともケアしながら指導する。個別・少人数の教室ならではのきめ細かいやり方をします。

勉強の習慣がついていて、問題なく成績が伸びていく子もいます。そういう子はたぶんどこの塾に行っても、しっかりやっていくでしょう。「この子はうちのうちでなんとかしないと他の塾では無理ではないか…」という場合があります。そういうケースに精一杯対応することは、わたしたちの存在理由だと思っています。

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中小学習塾の運営

中小の学習塾は生徒集めに苦労しています。東京商工リサーチによると、20年度の学習塾の倒産件数は、前年度から3割以上も増加したということです。総務省の小売物価統計調査でも、学習塾の月謝は値下がりを続けています。運営の環境は厳しいです。

わたしは杉並区を中心に数カ所、教室をやってきました。この何年かで同じような規模だったところはほとんどなくなっています。大手の学習塾は、生き残りのためのM&Aが活発ですが、わたしたちのような規模では、そういう流れの外にいます。大手にできない独自色を強く打ち出していくしかありません。

わたしの教室では、ある時点で拡大路線 (生徒募集を集め、教室も増やしていく) をやめました。募集生徒数を決めて、その人数の生徒が来てくれれば運営できるように工夫しました。そしてひたすら指導の質を守るようにしたのです。すると毎年度ごとに運営に必要な生徒数は、だいたいご紹介で集まるようになりました。ほんとうにありがたいことです。

しっかりとした指導をすれば、必ずファンはついてきてくれますね。わたしの教室の規模では100人も入れません。いくら少子化といっても、努力で集められる人数です。

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志望校を考えはじめる

今年も学校見学などが始まります。本日は都立新宿高校の塾対象説明会。予約をしてあるのでもうすぐ出かけます。わたしの教室の生徒の志望校になりそうなところは、なるべく行くようにしています。これから午前中はそういう機会が多くなりますね。

生徒の保護者の皆様からは、どこの学校に行けばいいのかなど相談も寄せられはじめています。志望校選びは大変ですね。月並みなアドバイスですが、機会があればたくさん行くことです。志望校はぎりぎりまで悩む場合が多いものです。行けばいろいろな刺激を受けますし、受験の気分が盛り上がります。

受験なのになかなか本人がそういう気にならない、という相談もよくあります。各家庭の状況にあった的確なアドバイスが必要ですが、一般的に言えることは親御さんから行動を変えることです。今年は受験中心の生活をする!と家族に宣言する。受験案内をさっそく買って資料をそろえ始める。学校説明会になるべく行く(できれば親子で)。親戚や親しい人に最近受験を経験した人がいたら家に招いて体験を話してもらう。できることから動き始めましょう。そうすると本人をその気にさせる新たなヒントが生まれてきます。 

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学習塾の宣伝

「もっと宣伝すればいいのに」と、時々言われます。学習塾の宣伝は、チラシやDMが中心でしょう。チラシは大手塾のように頻繁にやればいいのかもしれませんが、少しやっても全く効果はないです。DMはリストが入手できません。( お金を出せば買えます。) なかには電話勧誘のようなことをやっている塾もあります。わたしは電話勧誘が大嫌いです。チラシやDMなどの宣伝はこの何年も全くやってませんね。(というよりできない)

わたしの教室の生徒は、ほとんどが紹介による入会者です。ビルの入り口に小さな看板を出していますので、それに気がついて来てくださる場合が少し。またHPを見たことがきっかけという場合も少し。そんな感じです。

どの方々も、入会前に方針をよく説明をして、本人にはまず体験授業を勧め、その後入会するかどうか決めてもらっています。体験授業を受けたから、こちらからぜひ入会してくださいと誘うこともありません。あっさりしてます。でもよく考えて入会していただいてますから、授業が始まればずっと長く在籍していただけます。もう5~6年来ている(小学生から高校まで)という場合も多い。

宣伝をしたくないわけではありませんが、紹介していただくことを中心にやっていくことが一番いいのでは、と考えています。しっかりした指導をやらなければ、紹介もあり得ませんから。

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理解力に合わせた指導

1回教えれば理解してしまう子、何回教えてもなかなか理解しない子、生徒はさまざまです。理解しない原因もいろいろあります。復習をしない、宿題をあまりやらないという努力不足で理解が定着しない場合。またがんばっているもののなかなか覚えられないという場合もあります。

復習をしない…という場合には、日常生活の改善が必要です。親御さんと相談です。もしかしたら目標設定が的確でないこと考えられます。本人ともよく話をすることです。

なかなか覚えられない場合、たとえば10回くらい同じ説明をしないとわからないという場合はどうするか。根気よく10回説明すればいいのです。この場合は時間のやりくりが大変です。なるべく効率的にやらないといけません。

また子どもにはそれぞれ伸びる時期があります。そういうところをよく考えて、中学受験をさせるか、高校受験まで待つか、を見極めなければいけません。小学生のときはふつうの成績だったのに、中学ではトップクラスになったという例はいくらでもあります。精神がある程度成長しないと、やはり目的を持って勉強に取り組むということができないのですね。勉強は体力も必要。長時間取り組むと肉体も疲れます。学力には、精神力と体力も影響してきます。

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合格実績

学習塾では合格実績をチラシに掲載して宣伝するところが多いです。有名一流校に何人合格させたか…ということが大きな宣伝効果になります。わたしの教室では積極的に発表していません。もちろん尋ねられたら資料をお見せしています。小規模の教室ですから数は少ないですが、毎年一流校に合格しています。

学習塾の実績とは、一流校への合格者数だけではないでしょう。「きみは高校にいけないよ」と学校で言われた生徒を希望する学校へ合格させる、留年は避けられないと思われていた高校生をなんとか進級させる、こういうことも実績です。

わたし個人としては、やる気がなかった生徒をその気にさせて、本人の行きたい学校に合格させる…というパターンが好きですね。その場合は一流校でなくても関係ありません。レベルの比較は意味がありません。一念発起してがんばり、自分の目標を達成するということがすばらしいのです。

教室をはじめたころから、一流校の合格実績を競う…というやり方からは降りていました。生徒数が200名くらいのときに、かなりの進学実績をたたき出したと思いますが、それを宣伝にしたことは特にないですね。そういうことは実績の一面でしかないですから。

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メールでのやりとり

この何年かでPCやモバイルのメールが一般的になったので、授業でのちょっとした様子を保護者の方に伝えやすくなりました。便利です。「今日はこんなところをがんばっていましたよ」、「なんだか調子が出ないようでした。疲れている感じですが大丈夫ですか?」など、わざわざ電話をかけるまでもないような一言を伝えるのです。

学習塾の場において、期待通りの結果を出す (成績をあげる、勉強の仕方を身につけさせるなど) ためには、教師と保護者の方と綿密なコミュニケーションをとることが大切です。目的・情報を共有する必要があります。

コミュニケーションの取り方としては、面談であったり、電話であったり、お手紙であったり…と必要に応じていろいろですが、日常の細かいやりとりはメールが便利です。

また中高校生など、生徒本人が携帯電話を持っていれば、メールで指示を出すこともあります。「今日は寝る前に○○を復習するように!」と授業中に言い忘れたことも伝えられます。

「今日は塾に行く前に、あることで子どもとけんかになり、本人は怒ったまま行きましたが、よろしくお願いします!」とメールで知らせてもらえれば、こちらもそのつもりで待つことができます。いろいろなことを保護者に方がたとやりとりしていると、子どもに対するさまざまな思いも伝わってきて、わたしも気合いが入ります。

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試験の後の反省

高校、私立中学の中間試験がだいたい終わりました。今から大切なのは、その結果をどのように活かすか、ということです。試験問題の間違い直しは当然ですが、わたしの教室では各教科の結果について、教師と生徒間で反省をおこないます。よかった科目については、なぜいい点数が取れたか、伸びなかった教科については、どこがいけなかったか。次は何を気をつければいいのか。具体的にどう修正するか。なるべく本人に考えてもらいます。

勉強を教えるということだけでは、学習塾の役割としてまだ不十分ですね。自分に適した勉強のやり方を見いだすとか、試験に向けて計画が立てられるとか、そういうことができるようになるオプションが必要です。そして本当はそういうオプションのほうが、子どもたちの人生で役立つようになります。

勉強を教えるということを軸に、自覚を引き出したり、意識を高めたり…できるだけオプションの幅を広げたいと思います。

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歴史の話題

中学受験の社会では、空海や最澄がよく出題されます。真言宗と天台宗が1200年ぶりに交流するということを新聞で知りました。空海と最澄は唐の留学生仲間ですが、教えや修行をめぐる考えの違いから、絶縁してしまっていたとか。その後1200年交流していなかったというのはすごいですね。

歴史はどう興味を持たせるのか、ということが大切です。こういうような現在に繋がる事例を示して、少しでも身近なものとして感じられるように指導するのが大切です。

箸墓(はしはか)古墳が、卑弥呼の墓かも…という記事もネットで知りました。まだわからないそうですが、興味津々ですねえ。

注意深く調べると、歴史が今につながっていると実感できる例はたくさんありますね。いろいろな話題を準備しておきたいものです。

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授業の指南

今日の産経新聞に「学校の先生に授業力向上を指南する民間会社が発足…」と掲載されています。学校の先生は、一度教師になってしまえば、自分の授業の欠点を指摘されることがあまりないのが問題だということです。塾や予備校は授業がおもしろくない、あるいはわかりにくいとすぐに生徒が離れていきます。その中でさまざまなノウハウが生まれます。

学習塾は認可や資格など一切関係のない世界です。自分の実力だけが頼りですね。日々生徒達と真剣に向き合うことです。

「子どもの前で、親が先生の悪口を言ってはいけない」と言われることがあります。それを聞いた子どもが、先生の言うことを聞かなくなるからでしょう。わたしは言ってもいいと思いますね。どんな仕事、立場でもやり方がぬるいと批判されるべきです。批判されないと緊張感が失われ、ダメになっていきます。わたしの教室でも、気になることがあれば何でも言ってくださいと保護者の皆さまに伝えています。

新聞の記事によると悪い教師の例は、①姿勢が悪い ②ボソボソしゃべる ③子どもと目線をあわせない ④声に元気がない ⑤黒板を向きっぱなし なのだそうです。これらはその気になればすぐに改められると思いますけどね。

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