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2009年2月

準備万端

昨日の都立の入試は、JRが遅れたために試験開始が2時間遅れました。受験生は、開始まで、席で勉強などして待つように指示されたそうです。2時間あれば、苦手な項目の見直しがかなりできますね。参考書などを持っていた生徒もいれば、何も持っていない生徒もいたでしょう。この2時間を有効に使って合格する運のいい生徒もいるかもしれませんね。勉強するものを持っていなかった生徒は、ただ時間が来るのを待っていて、心理的に影響が出ることもあったでしょう。何があるかわかりませんね。いろいろなことを想定して準備をしておくべきです。

今でも人気にある、19世紀末の画家クリムトは、無名時代にいつでも仕事を受注してもいいように、クリスマスの夜にも準備をしていたそうです。そこに他の画家がみんな休みだということで、クリムトに仕事の依頼が回ってきて、成功するきっかけになったとか。

勉強だけでなく、あらゆることについて「幸運の女神は、準備を怠らない者の微笑む」ということは言えると思います。いつでも準備万端を心がけることは、チャンスをつかむ可能性を広げます。

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今日は都立入試

今日は都立高の試験です。天気はよくないですが、いい結果が出て欲しいです。ともかく実力を出し切れるといいですね。

また今日は、来年の都立高校受験に向けてスタートを切る日でもあります。とりあえずは学年末試験直前なので、しっかり対策をして内申点を少しでも上げられるようにしたいです。

都立高の合否は、社会と理科で決まる場合が多いですね。たとえば社会は、「日本地理」「世界地理」「歴史」「公民」という実質4教科分の勉強が必要です。理科も2分野で、2教科分と考える必要があります。社会と理科が不得意だと、厳しい戦いになります。勉強の計画を立てる場合、各教科を同じバランスで組み立ててもダメです。内容(ボリューム)や得意か不得意かを考慮して、時間配分を決める必要があります。一人ひとりにはそれぞれの日常生活のペースがあります。部活をやっていたり、やっていなかったり。今から1年間の計画を概要で自分に適したかたちで考えて、月ごと、週ごとの細かい予定を立ててがんばっていきましょう。

まためざす都立校によっても計画は異なります。例えば昨年西高の社会では、合格者平均点が92点です。ということは、2問間違えてもなんとかなりますが、3問間違えたら合格できないということになります。社会の勉強を相当なレベルてせ完成させておかないといけないわけです。そういう志望高別の情報も考慮して計画を立てなければいけません。

わたしの教室では、今日からが中2の皆さんを受験生と呼びます。

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風邪についてもいろいろ

先週から風邪をひきました。長引いています。体調を崩すと、だいたい漢方薬を飲みます。漢方はホリステイックな医療なので気に入っています。人によっては、風邪をひくとすぐに抗生剤を飲むこともありますね。自分には漢方は効かない、と言っている人もいます。

「風邪はひかぬしこしたことはない」(林望著、ちくま文庫)を読みました。ともかく風邪は万病の元、風邪を引かないために徹底した生活を送る林望さんの方法が書いてあります。風邪をひいてしまったら、早めにたたく。どんな薬が効いたか…などにも触れています。

また「風邪の効用」(野口晴哉著、ちくま文庫)も読みました。こちらは風邪というのは、体の偏りを治すものであり、体癖の修正をしてくれる。治さねばならぬものと思いこんで、急いで治すのは不自然で逆によくない、と書いてあります。

風邪に対しても、いろいろですね。おそらく両方とも正しいことでしょう。いろいろな人がいますから、どちらの考えがその人に適しているか、ということでしょうね。風邪についても考えがさまざまなのですから、世の中の諸問題について、さまざまな意見を調整するのは本当に難しいことなのでしょうね。

勉強のやり方もそうです。まもなく受験が終われば、合格体験記がいろいろな形で出るでしょう。雑誌であっりたり、塾のチラシであったり。でも、そういうものは自分に合うとは限りません。できるところだけ取り入れて、現学力、ライフスタイルに合わせたやり方をオリジナルで追求していくのが一番です。そうした試行錯誤がないと、自分の勉強のやり方は確立できません。

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いろいろな質問

昨日の早稲田大学で、野村胡堂についての問題が出たようで、何を書いた人なの?と質問されました。早稲田大学も盲点をついて出題しますね。わたしは野村胡堂は読んだことがありません。「銭形平次」や捕物帖をたくさん書いたというくらいしか知りませんし、作品名はわからない。わたしは時代小説は読んでいない。こういう場面では、自分もまだまだだなと感じます。

今は各公立中学の試験前で、生徒たちがたくさん質問します。学校のプリントの答や授業のノートの意味を聞いてくることも多いです。学校のプリントでは、その先生がどういう意図で出題しているのかわからないと、少々悩む場合もあります。またノートの意味を聞かれても、どういう説明の最中で書かれたものかのかがわからないと、わたしもわからないものがありますね。正確に書き写しているかどうかもよくわからないし。もう少し学校でしっかり聞いて、学校の先生に質問してくればいいのですが、学習塾のほうが聞きやすいと思うのでしょう。何でもわかると思われているようですし。何でもわかる…という期待にはなるべく応えたいと思います。

さて野村胡堂ですが、さっそく調べたら、金田一京助と親友で、また石川啄木の先輩でもあり、啄木に詩歌の手ほどきをしていたのですね。わたしの敬愛する石川啄木に影響を与えていたとは。親しみがわいてきたので、そのうち野村胡堂を読んでみたいと思います。

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漢字の練習

漢字を覚えてることは重要です。中学~大学のどんな受験でも、国語の試験で漢字が書けなければ合格はおぼつかないものです。ただし漢字は黙々と練習していてもつまらないですね。指導する側もいろいろとアイデアを絞らないといけません。

例えばこんな話をします。

いいか。夢を実現しようと思ったら、毎朝口で自分の夢を10回ずつ唱えなさい。ちょうど10回だぞ。絶対口で言うのだぞ。だって口(くち)に十(じゅう)と書いて、「叶える」という漢字になるんだ。でも11回唱えてはいけない。口(くち)に十一(じゅういち)と書いと、「吐く」という漢字になってしまうから。

こういえば書いて練習しなくても、「叶う」「吐く」という漢字は覚えられます。ただしこの例は、わたしのオリジナルのアイデアではありません。あるセミナーで聞いた話。

わたし教室では、宮澤賢治の「猫の事務所」を漢字テストにしています。10回漢字テストをやれば「猫の事務所」を読み終わるという仕組み。だいたい5年生くらいの漢字がいろいろと覚えられるようになっています。また歴史や地理の問題を兼ねた漢字テストもあります。

どうせ覚えなくてはいけないのであれば、楽しみながら、また他のことも覚えながら、進めていけるのがいいですね。

新学年に向けて、また新しいオリジナルなアイデアを考えていきたいと思います。

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口語文法

来週くらいから区立中学の学年末試験です。この時期は、国語の試験範囲に文法が含まれることが多いです。文法は苦手だという生徒は多いですね。試験対策で指導していると、中2の生徒でも、中1で習った文法事項をさっぱり忘れている場合があります。そうすると「体言ってなんだっけ?」「用言は?」という基本からやり直すことになります。一通り説明すると、しっかり覚えて、テストでもだいたいできるようになりますが、またすぐ忘れてしまいます。文法の勉強はそんなことが多いですね。

動詞、形容詞。形容動詞を用言といいます。これは学校で教えます。でも、ではなぜ用言というか?については、あまり教えないようです。これは「活用する言葉」で、「活用」の「用」と、「言葉」の「言」だから「用言」だと、わたしの教室では説明します。(助動詞も活用しますが、これは付属語なので別とします。)名詞のことは体言といい、これは「体(かたち・姿)をあらわす言葉」だからですね。「体」と「用」は対義語であり、おもしろいことに「体をなさない」「用をなさない」という表現が成り立っていますね。

文法を学ぶ場合、文法の解説書を使用するのが普通ですが、わたしは辞書を使用します。辞書のほうが周辺の知識も得られて断然楽しいものです。

先日、形容詞の問題を授業でやっていて、前から気になっていたことを思い出しました。「いいです」という表現です。普通に使っています。「いい」は形容詞で「良い」からできた言葉です。終止・連体形だけを使うと辞書に出ています。「です」は助動詞で、丁寧な断定を表す言葉で、体言につきます。「いい」は体言ではありません。「いいです」というのは文法の法則から外れていることになります。「です」は「だ」と同じつかい方をする助動詞です。つまり言い換えが可能ですが、「いいです」と言っても「いいだ」とは言いません。

おなじく、駅で放送される「あぶないですから、白線の内側までお下がりください」の「あぶないです」も、間違いということになるのでしょう。「あぶない」は体言ではありません。これも「あぶないだ」と言い換えられません。

日常生活には、中学で習う口語文法を外れた表現が、かなり使われています。そういうことに気がついて、文法を勉強するとおもしろいです。これはおかしいな、と思ったものはすぐに辞書を引いて確認することが大切です。毎日が少し楽しくなります。

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話し方

わたしは結婚式やいろいろな会で挨拶やスピーチを頼まれることがよくあります。自分では話がうまいなどと全く思っていないので不思議です。頼まれれば一生懸命やります。せっかくわたしに心を向けていださったのですから、期待に応えようという気持ちです。

よく日本人は話がへただと言われます。「日本人は…」とか「日本だけ…」という表現をよく耳にしますが、わたしはあまり好きではありませんね。そう言う人は、世界にある200近く国の事情をよく知っているのでしょうかね。仮に日本人が話がへただとしても、噺家は別です。あの人たちの話はすごい。引きつけられます。予備校の講師の中には、話し方教室に行く人もいます。講義のときの話し方は大切ですから。わたしは話し方を学ぶとしたら噺家がいいですね。

教室で指導をする場合に、生徒の心に響くように話せたらいいですが、話し方というより、どういう言葉を選んで投げかけるか、ということが大切なように思います。とくにわたしの教室は個別指導ですから。木訥でも十分考えた言葉ならそれでいいと思います。受験の試験日前などは、一言が生徒の気持ちをなごやかにさせます。そういう言葉をなげかけるのは一朝一夕にできることではありません。わたしの教室では、わたしも専任講師もやはりプロ。そのあたりのことは絶えず考えています。

さわやかな笑顔、ちょっとしたジョーク、そして一人ひとりに対しての的確な励まし。これらで残りの受験シーズンを乗り切っていきたいです。

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生きた教材

私の教室では、授業のときにテキストだけでなく、新聞記事やネットの画像を使って、少しでも印象を深めるようにしていますが、今の時期はなんといっても「農業問題」ですね。新聞の一面に「減反」なんていう言葉が出ていることはあまりありませんから。食料自給率が主要先進国でも最低の4割まで下がり、政府は米の生産調整を見直す農政改革を打ち出すのですが、与党でも異論があり、野党は減反の維持を訴え、かなりもめています。総選挙の思惑もからんでいます。小中の社会の格好の生きた教材です。

新聞を読む場合も、授業で使えるかどうか、という目線でまず記事に目を通します。そうすると各教科でいろいろ使えそうなことがあり、おもしろいです。英語でもオバマ大統領の就任演説から、the most~の最上級の表現を使った文を教えると、やはり生徒は興味を持ちますね。去年は中国のチベット政策に反対する英国でのデモのプラカードが写っている画像から「命令形」の使い方を生徒たちと一緒に勉強しました。わたしたち指導する側がどれだけいろいろな興味づけの材料を豊富に持っているか、ということが大切です。今年もいろいろな生きた教材を見つけたいです。

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全国学力テスト

昨年、一昨年と小中学生の全国学力テストがトップだった秋田県のことが、ときどき新聞に取り上げられています。なぜ秋田が2年連続トップ?…ということで注目されているのでしょう。

県内での検証では、好結果を生んだ要因のひとつは、家庭生活がしっかりしていて、朝夕の食事を家族とともに規則正しくとっていることで、こういうことが子どもたちの精神や情緒の安定につながっている、とのことです。またテレビを見る時間が少なく、子どもたちが地域社会の中で役割を演ずる機会が多いことも要因としてあげられています。

都会で生活すると、家族みんなで朝夕の食事をするなど、やりたくてもなかなかできないのが現状ですね。また家族で食事をしていても、子どもはテレビを見ていて何も会話がない…というのとでは仕方ありません。たとえば子どもが中学生なら、試験の日程は家族も覚えていて励ましの声をかけたり、試験勉強している間は家族もテレビをやめたり、家族が協力しているんだよという姿勢を示すのは大切です。両親が自分が試験中だったのも知らない…ということでは、あまりやる気がでません。

いいところは、できるところだけまねしてみることが大切です。

しかし、学力テストの市町村別結果を公表しないという、文部科学省の方針は何なのでしょうか。発表すべしです。「ゆとり教育」をやめるのではなかったのですかね。

昨日は都立高の推薦試験の発表でした。都立推薦はくじみたいなもので、あまり受かりません。だめだった生徒は気合いを入れ直して、一般でがんばりましょう。一般試験まで、あと3週間。3週間あれば、まだまだいろんなことが覚えられます。

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