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2008年11月

解決策を考えて動く

『脳にいいことだけをやりなさい!』(マーシー・シャイモフ著/茂木健一郎訳)を読みました。この本はいろいろな具体例で、脳を活かす生活術を提案しています。豊富な方法が書いてありますからまとめるのは難しいですが、冒頭の部分では「明るく前向きに考える、失敗があれば解決策を考える」ということでしょうか。ものごとがうまくいかないと不平不満を言いたくなります。しかしそれでは立ち止まっていることになる。すぐに解決策を考えて動くべき!ということですが、なかなか難しいですね。

この前のアメリカ大統領選挙の報道を見ていて、マケイン候補は終始劣勢に立たされていました。マケインさんはリーマンショックのさなかにも、「アメリカ経済は安泰である」と言い切り、あきれられたりしていました。しかし窮地の中でも、ダメージを最小限に食い止めるためにさまざまな手をうつ様子もニュースから伝わってきました。時流はオバマ候補にいってしまっている中でも、最善と思われる手を模索して選挙を戦い続ける。立ち止まる暇はない。その姿には感動します。こういう人は本当に心が強いのですね。

わたしは仕事をしていて、何か問題があるとすぐ立ち止まってしまう。うまく物事が運ばない原因が自分のミスだったりすると、落ち込んでしまう。そんな暇があったら次の手を考えて動き出すべきなのですね。

昨日も高3の受験生が、「おれ、大丈夫ですかね…」と、弱気になっていました。そういう場合は「何を言ってるんだ。今までがんばったきた自分を信じようぜ。心配している暇があったら単語の一つでも覚えようぜ。」という話になります。自分自身にもそう言わなければいけませんね。

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次の課題を持ちましょう

公立中学の期末試験が終わりました。今は私立中学と高校の試験対策をおこなっています。試験前はもちろん大事ですが、試験後もまた大事です。試験前はみんな勉強します。しかし試験後はみんな勉強しません。ここで自分の状況を見つめ直すのが大切です。あまり点数が伸びなかった教科があったか。あったとすれば原因は何か。いい点が取れた教科についてはどんな勉強をしたのがよかったか。そういうことを記録しておく。これをやるとやらないのとでは、全く違ってきます。わたしの教室の生徒に徹底しておきたいところです。

常に目標持つのが大切。必ず次にやるべきことを知っておくこと。期末試験が終わって漫然と過ごして冬休みを迎えてしまう…ということではだめですねえ。もちろん部活で忙しい生徒もいるでしょうが、その中でも自分の次の課題を持つようにしましょう。

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ペースメーカーが必要

竹中平蔵さんの「竹中式マトリクス勉強法」を読みました。昨日話題にあげた「脳を活かす仕事術」もそうですが、こういう本は文体を味わって読むものではないので、できるだけ早く読んで必要な情報を抽出します。

(文体を味わう本は、わたしの場合は梶井基次郎ですねえ。「城のある町にて」などは短いですけどじっくり読みますねえ。)

さて自分の感覚に合うなと思われる勉強法や仕事のやり方を選んで実践してみますが、いいものは人に勧めたり、教室の生徒の勉強方法に取り入れたりします。

この本には具体的なことがいろいろ書いてあり参考になりました。一番印象に残ったところは、竹中さんが銀行員時代に簿記三級の勉強を始めたそうなのですが、やはり働きながらの勉強はハードで、自分一人ではどうにもならず、結局、夜の簿記学校に通うことにした…というくだりです。あの竹中さんでも、勉強のペースメーカーが必要だったなんて。勇気づけられます。わたしもいろいろ勉強しながら挫折を繰り返していますが、がんばりたいと思います。

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創造性

茂木健一郎さんの書いた『脳を活かす仕事術』を読みました。少し前に出た『脳を活かす勉強法』は学生向け(高校生は読むべし!)で、今回の著作は大人向けです。とてもおもしろかったです。

以前『脳と仮想』を読み、まるで文芸書のようなおもしろさの、脳に関する論考だったので、わたしは茂木さんのファンになりました。今では頻繁にテレビに出るほど有名になりました。

この『脳を活かす仕事術』で一番気に入ったフレーズです。「『お年寄りよりも、若い人のほうが頭が柔軟だし創造力がある』という言説も間違いです。創造性は年齢・性別・境遇にかかわらず、誰でも発揮しうるものなのです。」

いいですねえ。勇気づけられます。わたしもまだやりたいことの10分の1もやっていない。創造力を磨いてがんばりたいものです。そんな心持ちが教室の生徒達にも伝わるといいなと思います。

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日々の努力が大事

わたしの教室には、「オール5」か、それに近い成績の生徒がときどきいます。(中学生) 主要教科だけでなく、美術や技術家庭などの専科科目も「5」をとるということは難しいものです。

こういう成績を取る子どもたちは、性格や生活習慣によるところが大きい。その日のうちに予習・復習をしないと落ち着かなくて…という生徒がいました。また学校の宿題も塾の宿題も終わるまで絶対に寝ない…という生徒もいました。

ふだんはあんまりやらないのに試験前に集中していい点を取るという生徒もいます。ただしそういう子は「オール5」はなかなか難しいです。短期間の勉強では、必ず手薄になる教科が出てきてしまいます。

結局大きい目標は、目の前に小さな課題を日々根気よく克服し続けないと、達成できないのですね。

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試験前

期末試験前の話題の続きですが、一週間前になってしまうと、もう理解させる段階ではなく、練習させたり、覚えさせる、ということになります。ここが重要な局面です。理解しているのに、問題の練習量が足りないので、結局得点がとれないということがよくあるからです。われわれの役割は、たとえば自宅でやっていればくじけてしまう暗記項目や問題の反復などを、そばについて徹底的にやらせること。一人だとできなくても、指導者がついていると最後までやれるものです。まあ、つまりは教えると言うより、励ますということですね。こうしてかたわらでつきっきりでやらせると、次第に自分でもできるようになります。中1のときに試験前でも、2時間くらいまでしか集中できなかった子が、2年のなると5~6時間がんばれるようになります。つまり慣れてくるのですね。集中するコツのようなものがわかってくれば、あとは自分で工夫して勉強できるようになります。試験前の勉強は、点数をとることと、集中力を学ぶこと、この二つの重要なことがあります。

がんばれ!という言葉は、英語でいえば「YOU CAN DO IT!」。生徒たちに接していると、英語のほうがぴったりな感じがしますね。

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期末試験をがんばりましょう

いよいよ公立中学の期末試験です。公立中学に通う中3は、この試験の結果で、受験できる都立高が決まってしまいますね。がんばって欲しいものです。希望の内申をなんとか確保して、後は実際の試験に向けて5教科を徹底してがんばるのみです。われわれも責任重大です。気合いを入れて指導しないと。

いい成績を取る子は、「同じパターン」を繰り返し練習する、ということを厭わない子です。何回も書いて覚える。教科書を繰り返し読む。例題(良問)をひたすら練習する。こういうことをしっかりやれば、学校の定期試験程度は問題なく点数が取れるはず。点が取れない子は、いろいろ理由を見つけて、これをやらない。それだけの違いです。やるかやらないか。

ただし国語は試験勉強をなかなかやりづらい、という声を聞きます。確かにそうですね。国語は、教科書の解釈が、その先生の「思いこみ」で出題されることがある。だからノートを繰り返し読み、先生の「思いこみ」まで含めて覚えなくてはいけません。

工夫としては、自分の好きな場所、時間を見つけること。自宅のリビングが集中できる気がするのであれば、家族に了解を得て、そこを陣取って勉強する。自分の集中しやすい時間も考えてみる。夕食前なのか、後なのか、朝なのか。また好きな教科ばかりに時間がいかないように、まず毎日苦手な教科から勉強を始める。塾の先生やご両親、成績のいい友達と相談して、自分のやりやすい方法でがんばってください。

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美しいノート

『東大合格生のノートは必ず美しい』(文藝春秋)という本が話題になりましたが、文具店に行ったら、美しく書くためのノートが数種類ほど売られていました。確かに美しく書けるように罫線が工夫してあるノートでした。「ほう、これならキレイに書けるぞ。使ってみたい!」とわたしも思いました。しかしこれはいけませんね。術中にはまってしまう。「これはきれいに書ける!」と思って使い始めると、キレイに書くことが目的になってしまう。目的は学力をあげること。得点力を高めること。そして試験を突破することです。

確かに東大合格生のノートは美しいのでしょう。 ( しかし「必ず」は言い過ぎ。統計でも取ったのでしょうか。) 美しいノートは結構です。しかしそのノートは、美しいノートを書こうとしてできあがったものなのか、それとも一生懸命に勉強していたら結果的に美しくなったものなのか。この違いは大きい。入り口で間違えると、いい結果は得られません。要注意です。

しかしわたしはダイアリーやノートに弱い。「これは便利だし、オシャレにキレイに書ける!」と思って購入したダイアリーは、キレイに書こうとし過ぎるため不便となり、結局は使わなくなる。そして100円くらいの何でもないノートのほうを機能的に使うことになります。

ダイアリー・ノート類には、ずってもてあそばれて続けています。

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独自の情報集めは大事

このところまたいくつかの私立中・高の学校説明会に行きました。説明会では理念や進学実績、先生方の雰囲気はよくわかりますが、肝心の生徒たちの様子はあまりわかりません。説明会の際に、授業やクラブの様子をビデオで流すことがよくありますが、それだけでは不十分ですね。

ある私立高校では、在校生が学校の施設を案内する…ということをやっていました。これはいいですね。生徒が体育館や図書館などを案内してくれて、ふだんどういう利用をしているかなど説明してくれます。もちろん緊張してるので、話し方はたどたどしいし、敬語などの言葉遣いもそうとう怪しいですが、一生懸命に務めを果たそうとする姿には好感が持てます。

そして一番いいところは、施設を移動しながら、案内してくれる生徒に質問ができること。「ねぇねぇ、授業の進度速い?わかりやすい?」「入学して学校にすぐ慣れた?」「今、楽しい?」「クラスで何がはやってるの?」…など聞けるだけ聞きます。そうすると生徒たちの日常の姿が想像できるようになります。

そろそろ志望校決定が本格化します。保護者の方々との相談も頻繁になります。志望校を決める場合に、同じようなレベルの学校がいくつかあるなかで、どこなら自分の子どもが入学して、幸せな学校生活をおくることができるか、ということの見極めが難しい。そういうことは、学校案内だけではわかりません。自分の目や耳で収集できる情報が大事。

こういう情報集めには労力は惜しみません。

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ロザン

わたしはニュース以外のテレビをほとんど見ないので、知らなかったのですが、「ロザン」という人気お笑いコンビがいるのですね。11/5の産経新聞にインタビューが掲載されていて、ひとりは京大、一人は大阪府立大の高学歴コンビなのだそうです。そのインタビューの中で勉強について語っています。印象に残ったところを箇条書きにしてみました。

○英語の単語は一つずつ覚えるのではなく、文章をまるごと暗記する。○日本史は時代で区切って勉強するのではなく、最初から最後まで通読して覚える。○勉強するときは歩きながら、つぶやきながら、書きながら。○塾の先生のいうままにやってみる。○予習して、復習する。○なんでも本気でやる…などです。

他の人がうまくいった勉強方法が、自分に役立つとは限りません。自分で気に入った方法はしばらくやってみることです。合えば続ける。合わないなと思ったらあっさりやめる。そうしているうちに自分なりの方法が身についてきます。

インタビューの中で、わたしが一番気に入った言葉はこれです。

「何を勉強しても無駄なことはない。将来、何かの土台になる」(宇治原史規さん)

その通りです。生徒の皆さんはこの言葉を信じてください。いつか実感できる時が来ます。

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あせってはいけません。

公立中学の期末試験が近づいてきました。都立をねらう生徒は、この期末試験の結果が重要です。今学期の成績で受験できる高校が決まります。

また私立中・高、大学受験一般受験も、だんだん試験までの日数を数える時期になりつつあります。みんなだんだん焦りだし、気持ちに余裕がなくなってくるでしょう。

焦ってはだめです。焦ると頭が動かなくなる。試験が近づいてきたら、「目の前のことに集中すること」です。ともかくこの1時間はこの問題をやろう。他のことは考えない。問題を解くことだけに集中する。そういう感じでやるようにすることです。先のこと、試験の結果を心配しないで、やれることだけを全力でやりましょう。そうしていると次第に落ち着いてきます。

学習塾では、生徒が焦り出す頃からが、講師の腕の見せ所でしょう。安心させ、落ち着かせて、勉強に集中させる…そういうことが大切な役割で、わたしの教室でも、気を配っていることのひとつです。この先生といるとほっとできる、そう思ってもらえるようにがんばっています。

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季節を表す言葉

寒くなってきました。霜降-霜が降りる時期です。季節が移り変わる頃に、暦を見ると季節感が一層感じられます。これから初冬にかけて降るにわか雨は、「時雨」と呼ばれます。国語の授業で詩歌をやるときに、よく問題に出て来る「時雨」です。中学受験にも出ます。生徒たちは授業で学ばないとほとんどこういうことは知りません。

日本語には季節を微細に表現する言葉が豊富で、知っていれば生活も楽しくなります。海辺に降る時雨は「磯時雨」というそうです。この言葉を見るだけで、情景が浮かんできますね。新暦の11月から12月初旬を小春といい、その間の穏やかな好天の日を「小春日和」といいます。生徒たちは「小春日和」といわれると、季節が初春だとよく間違えます。

季節を表す言葉や俳句の季語には、日本人のさまざまな感覚が詰まっています。受験のためであれ、どうせ詩歌を学ぶなら、ぜひ暦や歳時記に触れる楽しさも覚えたいものです。

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